9月 25, 2016
hato

さかえ Vol.56 – No.10

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月刊 糖尿病ライフ さかえ 毎月読んでます。
気になった事のメモと感想です。

・一般食品
 保健機能食品以外

 ・健康食品
  体に良さそうと期待して飲んだり食べたり商品。一般食品である。
  糖尿病を「改善します」「治します」と書くことは出来ないが、
  「糖が気になる方におすすめ」「糖対策に!」なとど書くことは出来る。
  → 適切な療養行動を無視して糖尿病を改善する健康食品はない。

・保健機能食品
 食品の機能性を表示できる。次の3種類がある。

 ・特定保健用食品(トクホ)
  人を対象に行った実験研究で一定の効果があると個別に審査・許可されたもの。
  しかし、その効果はあまりにも小さい。
  → これに頼らず食生活を改善した方が非常に効果があると考えられる。

  例)クロロゲン酸コーヒー飲料:
    脂肪を消費しやすくすると折れ線グラフで表示。
    腹部全脂肪面積が10cm減少と読み取れる。
    しかし、実験に参加した人々の元々の脂肪面積から計算すると、
    脂肪面積の減少率は2.9%程度で、75.8kgの体重は12週かかって1.5kg減少。
    → 測るタイミングで1kgくらい簡単に変動するし、完全に誤差の範囲と考えられる。

 ・栄養機能食品
  6種類のミネラル、13種類のビタミン、n-3系脂肪酸の一つ以上を基準量の範囲で含んでいるもの。

 ・機能性表示食品
  個別の審査はなく、申請すれば許可される。
  内容はネットに公開されるので消費者が判断する必要がある。
  広告では都合の悪いことが知らされないため注意が必要。
  
  例)「内臓脂肪を減らす」と機能性表示するヨーグルト広告:
    → 内臓脂肪面積が減っていることだけ出しているが、公開情報を見ると体脂肪率は増加していた。

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